【投信積立のタイミング】積立は毎月、毎週、毎日のどれがいいのか？

投資信託の積立をするときに、積立のタイミングはいつがいいのか考えたことはありますか。

この記事では、

を実際に検証してみましたので、結果を含めてお伝えしたいと思います。

【投信積立のタイミング】積立は毎月、毎週、毎日のどれがいいのか？

投資信託を積み立てるときに、どのタイミングで積み立てるのが一番良いのか。

具体的に検証してみました。条件は以下のとおりです。

結果は順番にご説明していきます。

対象期間の日経平均株価の推移

検証対象期間（2009/1/29～2020/1/29）における日経平均株価の推移は以下の通りです。右肩上がりの上昇になっています。

パターン①：毎月積み立ての場合

日経平均株価を投信基準価額とみなして、毎月積み立てをしていく場合を検証してみました。

条件は、「毎月月初第一営業日に20,000円購入する」です。

20,000円としたのは、毎日購入、毎週購入との差を比較しやすくするため、毎日1,000円、月間20営業日と想定して、20,000円としています。

結果は以下のとおりでした。

	累計投資額	時価（2020/1/29）	増減率
毎月購入	2,640,000円	4,566,442円	172.97％

パターン②：毎週積み立ての場合

日経平均株価を投信基準価額とみなして、毎週積み立てをしていく場合の検証結果です。

条件は、「毎週週初第一営業日に5,000円購入する」です。

5,000円としたのは、毎日購入との差を比較しやすくするため、毎日1,000円、月間4週と想定して、5,000円としています。

結果は以下のとおりでした。

	累計投資額	時価（2020/1/29）	増減率
毎週購入	2,860,000円	4,934,758円	172.54％

パターン③：毎日積み立ての場合

日経平均株価を投信基準価額とみなして、毎日積み立てをしていく場合の検証結果です。

条件は、「各営業日に1,000円購入する」です。

結果は以下のとおりでした。

	累計投資額	時価（2020/1/29）	増減率
毎日購入	2,692,000円	4,647,870円	172.65％

毎月、毎週、毎日積み立ての比較と結論

毎月、毎週、毎日積み立ての結果を一表にまとめると以下の通りです。

	累計投資額	時価（2020/1/29）	増減率
毎月購入	2,640,000円	4,566,442円	172.97％
毎週購入	2,860,000円	4,934,758円	172.54％
毎日購入	2,692,000円	4,647,870円	172.65％

累計投資額に差が出るため、時価ベースで見たときに毎週購入が一番パフォーマンスが良く見えますが、増減率でみると、毎月購入が一番です。

とはいえ、172.54％～172.97％の間の0.43％の差しかありません。

短期で見た場合は、相場変動によって大きな差が出るかもしれませんが、10年以上の長期間で比較するとどのパターンでも、大きな差がつかないと言うことが分かりました。

ちなみに、「【投信積立のタイミング】投信積立は安い日に多く買えば儲かる？」という検証もしていますが、こちらも長期で見ると大きな差が出ないという結論になっています。良かったら参考にどうぞ。

【投信積立のタイミング】投信積立は安い日に多く買えば儲かる？投信積立は価格が下がった日に多く買えば儲かるんでしょ。と考えていませんか？実は必ずしもそうではないということをこの記事では説明しています。投信積立のタイミングに興味がある方はご一読ください。...

まとめ

いかがでしょうか。

この記事では、

という疑問について実際に検証した結果をお伝えしてきました。結論としては、大きな差はありませんでした。

一方で、スタート時期が変わると大きな差になって現れます。現在のような長期上昇相場では、一日も早く積立投資を始めた人が勝ちです。

短期的には上下動するかもしれませんが、こちらの記事「【ウェルスナビ】株価が急落・暴落したらどうする？すぐ解約？」に記載したとおり、株価は長期的には世界の経済成長に連動しているからです。（以下グラフ参照）

証券口座をお持ちではない方は、以下の大手ネット証券会社から2、3口座開設しておくと良いでしょう。

以上、この記事が何かの役に立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。