この記事では、
・投資は早く始めた方が良いって聞くけど何歳からできるのかな?
・未成年の学生だけど投資ってできるの?
・子供の将来のために投資を教えたいけど何歳から始めたら良いかな?
といった疑問にお答えしていきます。
Contents
投資は何歳からできる?子供でもOK
早速本題ですが、投資は何歳からできるのでしょうか。
答えは、
「0歳から」
です。
投資といっても様々なものがありますから全てではありませんが、この記事では、投資信託や株式投資等、証券口座を開設して行う投資を対象にご説明します。
以下は、全銀協のHPからの引用ですが、記載の通り、年齢に下限は無く、0歳から投資はできます。
証券会社では、原則的に学生でも、そして未成年でも投資を行うのに必要な口座を持つことができます。年齢の下限は特に設定がありません。したがって、0歳からでも投資信託や株式投資などの現物取引(※)ができる
なお、注意点としては、(※)部分ですが、対象は現物取引に限られる(=信用取引やFXは取引できない)ということです。
また、未成年口座開設には親権者の同意などを必要とするところが一般的なので、注意しましょう。学生の方は、親御さんに相談してみてください。
何歳から投資を始めたら良いか?
0歳から投資を始めることができることはお伝えした通りですが、具体的には、何歳から始めたら良いのでしょうか。
私の答えは、
今すぐ
です。
これは嘘偽りなく、「過去の自分に最も伝えたいこと」の一つです。私の場合「もう少し勉強してから」なんて悠長なことをやっていたので資産形成が遅れました。投資に興味をもったら、0歳でも、18歳でも「今すぐ」がベストです。
証券口座が無ければ、この記事を読み終わったら、今すぐ口座開設するぐらいのイメージです。
なぜ、今すぐ投資を始めるべきなのか
なぜ私が今すぐ投資を始めるべきなのか、理由を説明していきます。
理由は以下のとおり。
・投資は長期で行ったほうが効果が出る(時間を味方にできる)
・複利効果が期待できる
・NISAを活用できる
順番に説明していきます。
投資は長期で行ったほうが効果が出る(時間を味方にできる)
まず、最初の理由は、「投資は長期で行ったほうが効果が出る」ということです。
株式投資などは短期的に見れば、価格が上下に変動しますが、中長期でみると、経済成長に連動すると言えます。下のグラフを見てもらえば分かると思いますが、基本的には右肩上がりです。
以下のグラフはやや古いですが、世界の株価は1980年から2016年ぐらいまでの約25年で約10倍になっています。仮にリーマンショック前に投資して、一時的に損が出ても継続すれば資産は増えていることになります。
単純計算で、年間10万円積立貯金していたら、25年で250万円になります。
一方、積立投資をしていたら、(平均取得額をざっくり半分として、)約5倍になりますので、1250万円になります。0歳から始めてそのまま続ければ、50歳前には1億円に到達するという計算になります。すごいと思いませんか?
ちなみに以下で説明する複利効果を考慮すればもっと早く一億円達成は可能です。
なお、ヘッジファンドなどの機関投資家は毎年パフォーマンスで評価されるので、じっくり長期投資ができませんが、個人投資家はそのようなデメリットがないという点もポイントです。
複利効果が期待できる
2つ目の理由は複利効果が期待できるということです。
投資信託や株式投資では、投資先からの配当金や分配金があります。
この、投資で得た利息や配当金を、そのまま投資元本に加えて再投資することで複利効果が期待できます。
「複利」とは「元本とその元本につく利息の両方に、新たな利息がつくこと」です。逆に「元本のみに利息がつくもの」を「単利」と言います。
投資資金が増えていくことで利息も多くなるため「雪だるま式に資産が増加」していくというメリットがあります。
そしてその複利効果は、投資期間が長ければ長いほど大きくなります。
具体的に見てみます。
100万円の元本を5%で30年運用した場合の複利と単利の差を計算したものです(計算は複利と単利の違い – 高精度計算サイト (casio.jp)で行いました)。
具体的にな数字は以下の通りで、後半になればなるほど、1年あたりの差が出てますよね。投資期間が長ければ長いほど効果が大きいのがお分かりいただけると思います。ですので、1日でも早く投資を始めるのがおススメなんです。
NISAを活用できる
今すぐ投資を始める理由の3点目は、NISA口座を活用できるということです。
現在、ジュニアNISAという制度があり、0歳から19歳までの人は、年間80万円までの投資に対して「非課税枠」が設定されています(20歳以降は別途NISAという非課税制度があります)
株式や投資信託の配当や売却益に対しては通常約2割の税金がかかります。ジュニアNISA口座で購入したものについては、これらの税金がかからない仕組みとなっています。
例えば、投資の利益が1,000万円あったとするとそのうち、通常は200万円は税金に取られるはずが、そのまま残るということですから、大きいですよね。
追加でお伝えしたい重要ポイントは以下のとおりです。
・非課税枠は翌年に繰越ができない
・制度はいつまで続くかわからない
順番に説明すると、
非課税枠は、翌年に繰り越して使うことができません。今年投資をしないで、来年、今年の分と合わせて2年分の枠を使うということができないのです。使わなければ非課税枠は消滅します。
また、NISAというのは国民に資産形成を促すために税金を安くしますよという国の政策です。国の制度は、状況によっていつ終わるかわかりません。最大限に活かしためには、今すぐ投資を始めるということ以外ありません。
アメリカでは投資は何歳から始めているの?
少し話はそれますが、日本人よりも金融リテラシー(金融の知識)が高いと言われているアメリカ人は、資産の約5割を投資に回しているようです。
どうしてそのようなことができるかというと、投資に対する教育が充実しているからです。
個人の資産形成に対して国を挙げて教育を行っており、日本でいう小学生の段階で個人金融教育のプログラムがあります。
「アメリカでは投資は何歳から始めているの?」ということに明確な答えはありませんが、そういった教育によって、投資に対するアレルギーがなく始められるというのが日本人との違いのようですね。
ちなみにかの有名な投資家ウォーレン・バフェットは11歳のときに初めて株式投資をしたと言われています。興味にある方は、唯一の本人公認伝記「スノーボール」を参考にしてみてください。
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投資を始める方法
あとは、実際に一歩目を踏み出すだけです。必要なのは、証券口座などです。
以下のパターンに分けておすすめな証券会社などをお伝えしておきます。
・個別株式や投資信託を自分で選んで買いたいという方
・難しいことは考えないで投資をしたいという方
・まずは少額で投資を勉強してみたい(させたい)という方
個別株式や投資信託を自分で選んで買いたいという方
まずは、「個別株式や投資信託を自分で選んで買いたい」という方向けです。
積極的かつ勉強意欲の高い方だと思いますが、特に個別株式は他の方法と比べると大きなリターンが得られる可能性がある方法なので、資産形成の最大の近道と言えると思います。
まず証券口座を開設しましょう。
個人的におすすめなのは、LINE証券、SBIネオモバイル証券の2社です。
なぜかと言えば徹底的に初心者の個人をターゲットにしているからです。大手証券会社は、初心者の個人は儲からないためターゲットとしていません。
上記2社は、少額投資、ポイント投資などのサービスやスマホからの口座開設など簡単に始められます。
私はLINE証券をメインで使っていますが、LINEアプリからログイン出来て、とても使いやすいです。〇%OFFセールなど独自のキャンペーンもやっており、初心者にはお得なことが多いです。
口座開設リンクを参考まで貼っておきます。興味のある方はどうぞ(証券口座を持っていない方は両方作って使いやすい方をメインにするという方法もありです)
https://money-happy777.com/wp-admin/post.php?post=1623&action=edit
ネオモバの社長のインタビュー記事を載せておきますので、参考にしてください。(50万口座超 SBIネオモバイル社長、「総合証券化は一切目指さない。徹底して初心者、若年層向け」(1/4 ページ) – ITmedia ビジネスオンライン)
難しいことは考えないで投資をしたいという方
次に、「難しいことは考えないで投資をしたい」という方向けです。
本業(学業・仕事等)に打ち込まれている方だと思いますが、そういった忙しい方には、全自動で運用をしてくれるサービスがおすすめです。
私の一押しは、「ウェルスナビ」。ノーベル賞受賞者の提唱のモデルを使っており、信頼性が高いです。マザーズ上場企業でもあり、自動運用サービスでは、業界トップの会社の一つだと思います。
私もコツコツ積立てていますが、メリットは、以下5つの質問を答えて入金するだけであとは自動的に運用してくれることです。とにかく簡単です。
Q1.現在、何歳ですか?
Q2.年収はおおよそいくらですか?
Q3.金融資産はおおよそいくらですか?
Q4.資産運用の目的は何ですか?
Q5.株価が1か月で20%下落したら?
リンクを貼っておきますので、興味ある方はどうぞ。
WealthNavi(ウェルスナビ)に口座開設する ⇒ 公式サイト
WealthNavi(ウェルスナビ)CEOの柴山氏の著書も紹介しておきます。柴山氏の資産運用に対する考え方が凝縮した一冊となっていますので、一度目を通して考え方に納得された上で、運用を始めると良いと思いますよ。
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まずは少額で投資を勉強してみたい(させたい)という方
最後に「まずは少額で投資を勉強してみたい(させたい)」という方向けの投資を紹介します。
とても慎重な方なので、投資に成功しそうなタイプですね。また、お子さんに投資の勉強をさせたいという方にも向いています。
紹介したいのは、トラノコです。
買い物の度にお買い物データがアプリに表示、その「おつり分」を5円から1円刻みで自動的に投資
してくれるものです。買い物していたら知らないうちに投資積立していたという、自然な感じが良いです。
おつりだけでなく、「ポイント投資」など、色々な投資が可能なので、積立投資を体験するにはとても良いアプリです。
特に学生の場合は、学割(手数料無料)がありますので、メリットが大きいですね。
以下にリンクを貼っておきますので、興味があればどうぞ。
まとめ
この記事では、
・投資は早く始めた方が良いって聞くけど何歳からできるのかな?
・未成年の学生だけど投資ってできるの?
・子供の将来のために投資を教えたいけど何歳から始めたら良いかな?
といった疑問にお答えしてきました。
学生でもお子さんでも投資は直ぐに始めることができます。投資は時間を味方につけることが重要とお伝えしてきました。興味を持った方は、口座開設から始めてみてください。
この記事が皆さんの資産形成に何かの役に立てば幸いです。以上です。