Tポイントを使って投資ができる、1株単位で株が買えるといったメリットが多く、初心者やこれから投資を勉強したい方にはおススメできるSBIネオモバイル証券ですが、
・何かデメリットはないの?
という疑問もあると思います。この記事では、SBIネオモバイル証券のデメリットについて、説明していきたいと思います。
私の結論としては、「デメリットはあるけど、初心者にはやっぱりおススメできる」です。
Contents
SBIネオモバイル証券の6つのデメリット
SBIネオモバイル証券のデメリットはどんなものがあるのでしょうか。主なものを挙げると以下の6点です。
・取引しなくてもサービス利用料が毎月発生する
・NISA口座は開設できない
・取り扱い商品が少ない
・単元未満株は即時売買はできない
・未成年口座は開設できない
・即時入金ができるのは住信SBIネット銀行のみ
順番に説明していきます。
取引しなくてもサービス利用料が毎月発生する
SBIネオモバイル証券では、取引ごとの手数料設定ではなく、月間の株式取引約定代金合計額でサービス利用料(手数料)が決まります。
料金体系は以下のとおりとなっていますが、株式取引約定代金合計額が0円でもサービス料が発生します。取引していなくても、毎月220円は利用料がかかるということです。
株式取引約定代金合計額(月間) | サービス利用料 | Tポイント除く 実質利用料 | 実質利用料率 |
0円~50万円以下 | 220円(税込) | 20円 | 0.004%~ |
50万円超~300万円以下 | 1,100円(税込) | 900円 | 0.18%~0.03% |
300万円超~500万円以下 | 3,300円(税込) | 3,100円 | 0.10%~0.06% |
500万円超~1,000万円以下 | 5,500円(税込) | 5,300円 | 0.11%~0.5% |
以下、100万円ごとに1,100円(税込)が加算(上限なし) |
毎月「期間限定Tポイント」が200ポイント付与されるため、50万円以下の取引であれば、毎月20円(消費税相当)が実質負担となります。
一方、貰えるポイントは、付与されるTポイントは、SBIネオモバイル証券でしか使えないポイントという点には注意が必要です。
サービス利用料を発生させないためには、「一時停止」というサービスを利用しましょう。手続き翌月から一時停止にできます。一時停止中は、サービス利用料は発生しません。なお、「一時停止」中も取引はできますが、取引が約定すると、一時停止が解除されサービス利用料が発生します。
NISA・つみたてNISA口座は開設できない
取引できる商品がシンプルだったり、1株から買えたり、Tポイントを使えたりと、初心者が投資を始めやすい仕組みがあるSBIネオモバイル証券ですが、残念ながら、NISA・つみたてNISA口座には対応していません。特定口座で取引をすることになります。
なお、NISA同様に節税ができるiDeCo(イデコ)は、SBI証券のiDeCo加入申込みを受け付けるという形で取り扱いされています。
取り扱い商品が少ない
SBIネオモバイル証券では、取り扱い商品が少ないです。扱っている商品は、以下のとおりです。投資信託もありませんので、いろいろな投資商品から選びたいという方には向いていないかもしれません。
・現物取引(東証・名証・福証・札証上場銘柄)
・国内ETF(国内上場投資信託)
・REIT(不動産投資信託)
一方で、あれもこれもあると、選べなくなる初心者の方には、選択肢が少ないことがメリットにもなりますよね。
単元未満株は即時売買はできない
S株と呼ばれる単元未満株の取引の場合、注文と同時に取引が成立しません。株価が一瞬、急落したので今買いたいといった感じで取引をすることはできません。
注文後、最短でも2時間後の始値で取引されるため、自分が思っていた価格より高く買ったり、安く売ったりということが起きるということです。
逆に瞬時に判断して売買できないので、ゆっくりと取引ができるため、初心者の方に向いているかもしれませんね。
注文受付時間と注文/約定反映タイミングは以下のとおりです。
注文時間 | 約定タイミング |
0:00~10:30 | 当日の後場始値 |
10:30~21:30 | 翌営業日の前場始値 |
21:30~24:00 | 翌営業日の後場始値 |
土、日、祝日の注文 | 休み明けの営業日10:30までの注文として受付 |
未成年口座は開設できない
SBIネオモバイル証券では、満20歳以上の日本国内在住の日本国籍の方だけが口座開設できます。従って、未成年を始めとする以下のような方々は口座開設ができません。
・未成年
・法人
・外国籍の日本居住者
・海外居住者
大学生等、未成年でも口座開設して取引を開始したい方は、別の証券会社で口座を作りましょう。
未成年口座を開設できる証券会社はこちらの記事「【今すぐ投資を始めよう】投資信託は大学生から始められるよ」で紹介しています。ご参考にどうぞ。
即時入金ができるのは住信SBIネット銀行のみ
SBIネオモバイル証券では他の証券会社同様に即時入金が可能ですが、住信SBIネット銀行の口座を持っている方のみが利用できます。
他のメガバンクやネット銀行の口座を持っていても、即時入金はできませんので注意しましょう。事前に入金用の専用口座を設定したうえで、銀行ATM、インターネットバンキング等で入金をします。残高の反映には、1-2時間程度かかります。
というわけで、SBIネオモバイル証券を使う場合は、住信SBIネット銀行の口座も合わせて開設しておくと便利ですよ。
SBIネオモバイル証券はこんな方におススメ
ここまで、SBIネオモバイル証券のデメリットに記載してきました。
一方で、「Tポイントで投資ができるSBIネオモバイル証券の特徴、メリットなど」という記事で詳しく紹介していますが、以下のような様々なメリットもあります。
・Tポイントを使って投資ができる
・1株単位から株式が買える
・月額50万円以下の取引なら手数料は実質20円(月額)
・IPOにも1株から申し込みが可能
・株式の積立が100円からできる
・1万円からWealthナビがつかえる
これらのメリット・デメリットも踏まえると、SBIネオモバイル証券はこんな方におススメだと考えています。
・投資初心者、投資をこれから学びたい方
・Tポイントが貯まっていて明確な使い道がない方
・ロボアドバイザーに興味がある方
まとめ
いかがでしょうか。
様々なサービスが魅力のSBIネオモバイル証券ですが、利用するからにはデメリットを確り知っていただきたいということで、
・何かデメリットはないの?
という疑問にお答えしてきました。
私の結論としては、「デメリットはあるけど、初心者にはやっぱりおススメできる」でした。
以上、この記事が何かの役に立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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