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資産は何年で2倍になる?「72の法則」を使えば暗算できるよ

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資産運用をするとき気になるのは、「で、どれぐらいで2倍に増えるの?」ということかと思います。

この記事では、

・資産が2倍になるのは何年かかるの?

・2倍にするためには、何%の利回りを維持すればいいの?

といった疑問にお答えしていきたいと思います。

Contents

資産は何年で2倍になる?「72の法則」を使えば暗算できる

運用資産が何年で2倍になるのか気になるところですよね。

ネット上のツールを使えば簡単かつ正確に計算できますが、ここでは簡単に計算できる方法をお伝えしたいと思います。

72の法則とは

資産を何%の利回りでしたときに2倍になるのは何年かかるのかを計算するのは、意外と難しいものです。通常、複利で利回りを考えるからです。

10%の利回りの場合、100万円運用すると、1年目に110万円、2年目に121万円と利息にも利息がつく(複利)ため、計算がややこしくなりますよね。

実は、簡単に計算する方法があります。

金融関係の人は良くご存知だと思いますが、「72の法則」です。

資産が2倍になる年数=72÷利回り(年)

という簡単な算式です。

例えば、利回りが3%で運用した場合どうなるでしょうか。

72÷3(%)=24

となります。およそ24年かかるということが分かります。

1%~10%の利回りで見てみると以下のとおりです。10%の利回りでも2倍にするには7.2年もかかるんです。結構時間が掛かりますよね。

利回り2倍になる年数
2%36年
3%24年
4%18年
5%14.4年
6%12年
7%10.3年
8%9年
9%8年
10%7.2年

ちなみに、現在の一般的にな定期預金金利0.01%で運用したら何年で2倍になるかというと、

72÷0.01=7200

なんと、7200年もかかります。もはや増やすというレベルの金利ではないことがお分かりいただけると思います。

100の法則(単利の計算)

複利ではなく単利で計算したときに元本を2倍にするのにかかる年数を出すのが、「100の法則」です。

計算式は、72の法則と同じで、

資産が2倍になる年数=100÷利回り(年)

100という算式です。

単利ですので利息に利息は付きません。

同じように計算していくとこうなります。

利回り2倍になる年数
(単利)
(参考)
複利の場合
2%50年36年
3%33年24年
4%25年18年
5%20年14.4年
6%16年12年
7%14年10.3年
8%12.5年9年
9%11年8年
10%10年7.2年

参考に複利の場合も並べてみました。複利について説明することが目的ではないですが、複利の効果が大きいことがお分かりいただけると思います。

115の法則

更に、「115の法則」というものもあります。

これは参考程度ですが、複利で運用した場合、何年で3倍になるかを計算する式です。

資産が3倍になる年数=115÷利回り(年)

となります。細かい計算はしませんが、参考として知っておくと役に立つと思います。

72の法則は正しいのか

さて、72の法則で計算した年数は本当に正しいのか、という疑問をお持ちになる方もいると思いますので、ネットのツールを使って計算してみましょう。

モーニングスター社のHPにある金融電卓というツールを使ってみましょう。

必要な数字を入れて計算します。ここでは、元本100万円が36年間で200万円になるには何%の利回りが必要か計算します。(「毎月」の欄は積立なしの前提ですので0です)

必要な条件をいれたら、計算をクリックしましょう。

計算結果です。2%と出ました。72の法則で計算した答えと同じですね。

10年の場合はどうでしょう。7%で10.3年ですから、近い結果になっているのが分かると思います。

正確な期間を知りたい場合は、こうしたツールを使っていただくのが良いですが、ざっくりとした数字を知りたいときに使える「72の法則」は覚えて損はないですよ。

まとめ

いかがでしょうか。

この記事では、

・資産が2倍になるのは何年かかるの?

・2倍にするためには、何%の利回りを維持すればいいの?

といった疑問にお答し、「72の法則」、「100の法則」、「115の法則」といった簡易な計算手法をお伝えしてきました。

正確な計算は金融電卓などのツールを使えば良いですが、ざっくりとした数字を知りたいときに使えるこれらの法則は覚えて損はないですよ。

金融関係の人と話をするときにも「こいつ分かってるな」と一目置いてもらえるかもしれませんしねw

この記事が何かの役に立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。