働き方改革の流れもあり、最近よく副業解禁のニュースを聞くようになりました。この記事では、
・どんな企業が副業を解禁しているの?
・副業解禁が進む世の中で自分はどう生きていけばいいの?
という疑問にお答えしたいと思います。記事の内容は以下のとおりです。
・副業解禁している企業はこんなにある。あの大企業も。
・これからは副業ではなく複業で生きる時代
順番に説明していきます。
Contents
副業にOKした企業とこれからの働き方
最近、こんな報道がありました。「アサヒビール 副業解禁へ 5年以上勤務経験の社員対象」。最近よく目にする副業解禁のニュースです。
経団連の調査によれば、大企業で副業や兼業を認めている企業は、およそ17%にとどまっているとのことですが、今後、副業解禁は更に加速していくと思われます。
既に、副業を解禁した企業はどんな会社なのでしょうか。
副業を解禁した企業
まず、現時点(2019年12月時点)での副業解禁(方針も含む)企業を調べてみました。
アサヒビール
冒頭の記事のアサヒビール。2020年1月から副業を解禁することを発表。勤務年数5年以上の社員3千人規模が対象。月2日を上限に副業休暇(無給)を取得できる制度も新設するようです。(関連記事:アサヒビール、社員の副業解禁 勤続5年以上、「支援休暇」も)
新生銀行
大手銀行。副業制度は2018年4月から開始(ダイバーシティー推進施策の強化について)。入社1年目も含め、グループ全体の社員が対象となった幅広い制度です。
副業で働きたい人と、専門的な人材の力を借りたい企業とをマッチングプラットフォーム会社(「リクルート」、「ビザスク」「スキルシフト」)との連携も開始(2019年12月)。副業をさらに後押ししています(多様な働き方を後押しするための副業のサポート実施について )。
みずほフィナンシャルグループ
3メガバンクの一角。
6月に報道された「みずほFGが副業解禁 メガバンクで初めて容認」という記事でメガバンクの1各のみずほフィナンシャルグループで初めて副業解禁の方針が示されました。「あのメガバンクが?」ということで衝撃が走ったと思います。
記事の時点では「方針」でしたが、以下の制度を開始しています(みずほフィナンシャルグループHP)
・社内での担当業務を継続しながら一定時間は出向先で働く「社外兼業」制度
・就業時間外に社員自らが起業・自営により業を営む「副業」制度
・一定期間休職し社外での学びに専念する「自分磨き休職」制度
ソフトバンク
他の大手企業に先駆け、2017年11月から副業を解禁しています(プレスリリース)。その他にも、以下のような働き方改革への取り組みも行っています(プレスリリース)
・1万人規模でスーパーフレックスタイム制を導入
・在宅勤務制度を拡充・拡大
・「Smart & Fun!支援金」を全正社員に給付
・フレックスタイム制のコアタイムを廃止
その他にも、
・日産自動車
・エイチ・アイ・エス
・ロート製薬
・メルカリ
・佐川急便
・リクルートホールディングス
などといった大企業が続々と副業解禁をしていますが、本題ではないので、この程度にしたいと思います。他にも知りたい方は、こちらのサイトが参考になると思います。
それでは、企業が副業を解禁していく時代に我々はどう生きていくのかということを考えたいと思います。
これからは副業ではなく複業で生きる時代
企業が副業を解禁するのは、働き方改革や社会環境の変化を踏まえ、
・将来の人材不足を見据え、多様な働き方を提供することで、人材確保すること
・副業により専門知識を高めたり人脈を広げることで、本業に活してもらうこと
が、主な理由だと思います。
一方で、裏向きの理由(本音)はどうなのでしょうか。
どの業界でもそうですが、ビジネスの変化のスピードが速くなっています。今儲かっているビジネスも、すぐに儲からなくなるかもしれないという時代。そんな環境下、将来にわたって、従業員の雇用・給与を保証できない環境になっていると思います。
つまり、企業側の言い分からすれば、
・これからは給料下げるかもよ
・最悪、クビ切っちゃうかもよ
・代わりに副業認めてあげるから他で稼いでよ
ということですね。
今までのように、会社の仕事を優先していれば自分の生活が守れる時代ではなくなっているということです。
本業として考えていた仕事も、残業カット、週休3、4日制の採用など、気が付いたら、副業程度しか稼げないってことになっているかもしれません。
ですから、これからは「本業+副業」ではなく、本業を複数持つ「複業」が重要になってきます。「複業」であれば、一つ本業がダメになっても他の本業で食いつなぐことができますからね。
本業を複数持つ「複業」ですが、いきなり本業程度に稼げる仕事が持てるわけではありません。副業から複業へと育てていく必要があります。
では、副業から複業へと育てるためには何から始めればよいのでしょうか。
複業を始めるには何から始めるべきか
「いきなり複業と言われても、何から始めたらいいのか分からない」という方が多いと思いますが、私は全く新しいことに挑戦する必要はないと思っています。
まずは、今まで皆さんが仕事や趣味で得てきた専門性・スキルを他の人に提供することを仕事にしていきましょう。小さな仕事をから始めて、信頼を得て、徐々に仕事量を増やしていく、そんな複業への育て方です。
そのきっかけとなるのが、「クラウドソーシング」です。
「クラウドソーシング」は専門知識やスキルを提供する側とそれらを必要としている人をマッチングしてくれるサービスです。クラウドソーシングで副業ライターをしていたらライターが本業になってしまったという話もあります。
あなたの知識や専門性がどこで世の中の役に立つかは分かりません。まずは始めてみることが大事だと思います。
クラウドソーシングサービスの選び方
クラウドソーシングのサービスを提供しているところはいくつもありますが、次の2つの視点だけで、おすすめをご紹介します。
初心者向け
初心者の方は、以下のような悩みをお持ちだと思います。
・何が自分の専門性なのかわからない
・他人に提供できるようなものがあるか自信がない
こういった方は、ライバルが多いといつまでも受注できずに自信を失ってやめてしまいます。せっかく始めようと思ったのに結果が出る前に辞めてしまうのはもったいないことです。
ですから初心者の方には、比較的新しく、ライバルがまだ多くないスキルクラウドというサイトをおススメします。
公式サイトへのリンクを貼っておきますので、どうぞ。会員登録は無料です。
<公式サイト>
中級者以上向け
中級者にはココナラというサイトがおススメです。例えば、以下のような方々です。
・自信がある専門分野がある人
・社内でも専門家として一目を置かれている人
・社外で講演などを行った経験がある人
ですね。ココナラはクラウドソーシングの大手ですので、登録者数も多いです。当然、取引数も多いですから、あなたの専門性が必要とされれば、取引がどんどん広がっていくでしょう。ココナラも会員登録は無料です。
公式サイトのリンクを貼っておきますので、どうぞ。
<公式サイト>
まとめ
いかがでしょうか。
企業が副業解禁を進めている流れの中で、私たちがこれからどのように生きていくべきかを考えてきましました。副業ではなく、複業。これからの生き方の主流になっていく、筆者はそう考えています。
その一例として、まずは、クラウドソーシングをご紹介させていただきました。始めないことには何も起こりません。紹介した2サイトはどちらも会員登録無料です。両方登録してしまうのも、もちろんアリです。
最後にもう一度参考にリンクを貼っておきますね。
この記事が何かの役に立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。