投資日記

米国株式市場のオプション取引は過去10年で最大のブルポジション

足元の米国市場は、GAFAMなどのハイテク株の上昇により、急速な値上がりをしてきましたが、今後どうなるのか少し考察してみたいと思います。

米国株式市場のオプション取引は過去10年で最大のブルポジション

ここ数日、ソフトバンクが米国ハイテク株のコールを大量に買っていたことに関して報道がされています。

ソフトバンクの取引に反応したのか個人投資家のコールオプションの取引も活発になっていたようです。

米国株式市場のオプション取引の状況がよくわかる図表を見つけたので紹介します(出所:.isabelnet)。

この図表では、米国のオプション市場のプットコールレシオから、オプションのポジションを分析しています。

米国市場のオプションのポジション

図表の右下のオレンジの点が足元までの状況で、2018年初頭のブルポジションを超えて、ここ十数年では最大のブルポジションとなっています。

先週末からNASDAQを中心とした米国株式市場は大きな調整に入っています。

ハイテク株の象徴でもあったテスラは約500ドルの最高値から4割弱の急落。

テスラ株価

アップルも同様に2割近い下げとなっています。

今後はどうなっていくのでしょうか。

前回ブルポジションが最大となった2018年の株価はどうだったか

今回のブルポジション最大化の前の時はどのような株価の動きだったのかを見ていきたいと思います。

前回は、2018年初が今回と同程度のブルポジションとなっていました。

その時のNYダウの動きです。チャートはこんな感じです。

1/26の始値26,466ドルから2/8の23,849ドルまで、10%ほどの下落となり、その後、3か月ほど株価の調整は続きました。

日経平均株価も同様の動きとなっています。チャートはこんな感じです。

高値24,129円から3月の安値20,559円まで、15%ほどの急落となっていました。

2020年はどうなるのか

前回オプションのブルポジションが最大となった2018年初は日経平均15%、NYダウ10%の急落となりました。

今回2020年はどのようになるのか。

現在までの株価の推移です。まずはNYダウのチャートです。こちらはすでに下落が始まっています。

前回の下落率10%に当てはめると26,000ドルまでの調整があっても不思議はありません。

日経平均の株価チャートは以下のようになっています。

日銀のETF買いの効果もあってか大幅な下落には見舞われていません。前回同様の15%程度の下落を想定すると20,000円割れぐらいが底値めどかと思います。

相場格言:山高ければ谷深し

2020年度の相場は2月のコロナショックによって大きく下落したのち、大した調整を挟まず、数か月で一気に最高値圏へと回復しています。

こうしたときに思い出したいのが、相場格言「山高ければ谷深し」です。

株式相場の世界では、先人が、その経験を基にして、さまざまな格言を残している。山高ければ谷深しは、そのうちの一つである。

相場は暴騰することもあるが、その後反転し、急落する危険をはらんでいる。「上げ幅が大きいときほど、下げ幅もきつい」ということをあらわしたもの。

出典:野村証券

回復が急だっただけに市場のボラティティを示すVIX指数も高止まりした状態が続いています。相場格言「山高ければ谷深し」を考えれば、今回の調整はもしかしたら10%とか15%の調整で済まない可能性もあります。

警戒しておいた方がよいと思います。個人的にはインバース型のETFでヘッジをしているところです。

MSQも控えていますので、警戒することに越したことはないと思います。